ローマ法王が日本で訪れる場所は?
11月23日
東京に到着
11月24日
午前:長崎の爆心地公園でスピーチ
午後:長崎県外野球場でミサ
18時から広島平和記念公園での「平和のための集い」でスピーチ
11月25日
午前:都内で東日本大震災の被災者との集い
皇居・宮殿「竹の間」で天皇陛下との30分間の会見
午後:東京ドームで大規模なミサ。袴田巌さんが招かれ出席。
安倍総理と会談。
会談後、首相と教皇は官邸で要人や外交団との集いに出席。首相はスピーチで、核兵器のない世界の実現に向けた決意を表明し、教皇は民族間や国家間の紛争に関して対話による解決の重要性を訴えた。
11月26日
午前:上智大学で講演
午後:バチカンへ帰国。
ペドロアルペ神父
裕福なバスク人の家庭に生まれたペドロ・アルペはビルバオのサンティアゴ使徒学院に学び、マドリード大学で医学を学びました。1927年にイエズス会に入会し、修練期を終えると1940年に日本に派遣されました。
広島にあった長束修練院の院長を務めていた頃、原爆投下によって爆風で建物の扉と一緒に吹き飛ばされましたが奇跡的に無事でした。
医学を学んだ経験から修練院内でけが人の手当にあたり、200人の被爆者のうち亡くなったのは一人だったそうです。
帰国後、若かりし頃のフランシスコ法王に当時の体験をお話しされたことで、広島への訪問がフランシスコ法王の強い意向へとつながったようです。
まとめ
「核兵器廃絶」は私も是非に訴えていただきたいです。
一度に大量の生命を奪い、人類の存亡の危機に値するものを「外交のカード」として持ったり作ったりするのは非常に愚かな行為です。
現在、核兵器を公に認められている核保有国は、イギリス・アメリカ・フランス・ロシアの5カ国ですが、インド・パキスタン・北朝鮮の3カ国も持っています。イスラエルは核兵器所持をチラつかせています。
日本は原子爆弾投下による唯一の被爆国ですので、核兵器廃絶を強く訴えていく必要があるのですが、核保有国アメリカへの配慮なのか表立って反対をしていないように見えます。
原爆投下から74年経って、原爆被爆者の高齢化が進み「平和記念式典」に出席出来る方も少なくなっています。
ローマ法王は「核兵器廃絶」を世界中にアピールできる偉大な発信者であるのはもちろんですが、悲惨な体験と平和への訴えを後世に継承できるよう、日本に住んでいる私たちも真剣に考えていかなければならないと思います。
「死刑廃止」ですが、これはどうなのでしょうか。
明確な証拠のない冤罪においては廃止にすべきでしょうが、明確な場合は事件に至った背景や被害者の方々への配慮等、一括りにはできない場合があるので慎重に議論すべきだと思います。
いずれにしても、ローマ法王の有難い訪日ですので心を清らかにお待ち申し上げております。
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