猫の多頭飼いについて。ケンカや注意点は？その1

皆さんのお家のニャンコは何匹ですか？

昔は、犬が１匹、猫が１匹、犬と猫が１匹づつ、というのが多かったです。

多頭であっても、子猫（犬）が産まれて血縁同士を飼ってる、という感じでしょうか。

ここ数年、血縁関係のない猫（犬）同士を数匹飼っている飼い主さんが増えたように思います。

我が家もそうです。

猫好きな友人から「猫の多頭飼い憧れる〜」と言われますが、猫好きじゃない方からは「え？４匹も!?何で!?」と言われます。

よく聞かれるのが、「世話大変じゃない？」です。

「はい、大変です。」つい、言ってしまいます。

私とダンナは動物好きで、お互いの実家には犬と猫がいます。動物好き一家です。

でも、気楽に過ごしたかったのでペットを飼う気は無かったです。

猫を飼うキッカケ

ダンナが近所の公園で子猫を見つけました。

お腹を空かせて、通る人に「ニャー、ニャー」物乞いをしていたそうです。

何時間も鳴いていたせいで、子猫とも思えないガラガラ声で必死に呼び止める姿を見て、可哀想に思ったダンナは連れて帰って来ました。

ペットを飼う気は無かったのですが、その頃私達夫婦には子供がいなかったので「一匹なら良いか」と我が家に迎えました。

ブーちゃん♀（生後２ヶ月）

中学生の時以来の子猫のお世話でしたが、やっぱり子猫は可愛いです。
夫婦共働きのため昼間は一人でお留守番。
帰ってくると、車の音で分かるようで玄関ドアの前で待機しています。
家にいる時は私のそばから離れません。

だんだん、１匹でお留守番させることが可哀想に思えてきました。
「お友達が一緒なら、１匹でも寂しくないのでは？」と思い、「もう一匹飼おうか」となりました。

「でも、猫同士って仲良くなるのかな？」

昔、実家で猫を飼っていましたが、外で他の猫と出くわすと大ゲンカでした。
実家の犬のことは「家来」、猫は「大っ嫌い」で、自分は飼い主と同じ生き物と思っている感じでした。

唯一、自分が産んだ子猫だけ可愛がっていました。

そこで、多頭飼いされている方のブログを読み漁りました。

大人同士だと仲良くなるのは難しいらしく、子猫同士が仲良くなれるハードルが一番低いようなので、同じ月齢の子猫を探すことにしました。

猫の譲渡会

地域にある、捨て犬や捨て猫の保護活動をされているチームの「譲渡会」に参加しました。

強気なブーちゃんには、「大人しい女の子」が相性が良さそう!!と思い、月齢２、３ヶ月のメス猫を紹介してもらいました。

それが「フーちゃん♀生後２ヶ月」です。

お世話しているボランティアさんから「とても甘えん坊で５匹兄妹とても仲が良いんですよ。他の保護猫ちゃん達も一緒に暮らしているので誰とでも仲良くできますよ。」と伺い彼女に決めました。

「他の兄妹と離れ離れになるの可哀想かな。。でも、全員は飼えない。。あと１匹なら大丈夫かな。。」と急遽２匹迎え入れることに決めました。

フーちゃんの兄「ウーちゃん♂２ヶ月」です。

説明を伺って一旦帰ります。当日は連れて帰れません。

予定の日に保護団体さんが家に届けてくれます。
そこで、猫を飼える環境かどうかをチェックされます。
ワクチン接種、避妊・去勢手術、外に出さない、等々誓約書にサインして１週間のお試し期間を経て譲渡契約が成立します。

先住猫が居る場合は、相性もあるので１週間様子見です。

猫のお見合い

ブーちゃんはその当時３ヶ月、「子猫同士すぐ仲良くなるだろう!!」と楽観的でした。

初めて来たお家にもかかわらず、フーちゃんとウーちゃんはくつろぎまくってソファで爆睡。お世話していたボランティアさんも安心して帰って行きました。

「猫同士を初めて対面させる時は、少し姿が見える程の距離から」と言われていたので、ドアに柵を貼ってお見合いさせることにしました。

よその人が帰ったのを見計らって、ブーちゃんが顔を出しました。

「遊ぼー!!」っと無邪気に駆け寄って来た２匹にブーちゃんビックリ!!
「シャーッ」と仁王立ちで威嚇。それに驚いたフーちゃんも威嚇。寝転んで参ったポーズでちょっかい出すウーちゃん。

３匹の初対面はそんなでした。

「お互い慣れるまで１週間位は見て下さい。」と言われていたので、焦らず様子を見ていました。

ブーちゃんは２匹が気になるようで、柵越しまで行っては「シャー」の繰り返しです。

三日目から急に柵の前で甘えた声を出すようになりました。

「もしかして一緒に遊びたい!?」と思い、恐る恐る柵を開けました。

ソーっと近づいてお互いに匂いを嗅ぎ合う３匹。

１匹が走り出すと追っかけっこが始まりました。

家中走る走る!!

子猫同士で遊んだことのないブーちゃんは、無我夢中で追っかけっこを楽しんでました。

ブーちゃん遊びの加減を知らないのか、急にぶっ倒れて呼吸困難に!!

背中をさすって落ち着かせると、しばらく口を開けてハアハアしてましたが又遊び出しました。

その夜は３匹でソファの上で爆睡していました。

仲良くなれるのか心配しましたが、何とか上手くいって一安心です。

こうして、３匹のお見合いは無事終わりました。