「アニー」映画とミュージカルのあらすじ
「アニー」はアメリカの新聞連載マンガ「小さな孤児アニー」を舞台化したブロードウェイ・ミュージカルです。
過去3回映画化もされていますが、映画とミュージカルではストーリーが少し違います。
直近の映画では、2014年公開「アニー」の主役で、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされたクヮヴェンジャネ・ウォレスが演じています。2017年「金曜ロードSHOW」では地上波初放送されました。
映画「アニー」あらすじ
4歳の頃、両親によってレストランに置き去りにされた少女アニー。売れない歌手ハニガンの元で、他の身寄りのない子供たちと生活を共にしながら10歳になりました。
「両親は必ず私を迎えに来る」と信じ、毎週金曜日に置き去りにされたレストランに通うのでした。
ある日、アニーは犬を虐める少年達を追いかけて車にぶつかりそうになり、通りかかった会社経営者のスタックスに助けられます。彼は時期ニューヨーク市長選に出るため、アニーを利用しようと思いました。
選挙参謀者のガイの提案により一緒に住み始めたスタックスは、純真で明るいアニーに心を癒され、アニーもスタックスに親しみを抱くようになります。読み書きが出来ないアニーの為に、スタッフのグレースに家庭教師を雇う相談をしました。そして、アニーを養女に迎える決心をします。一方、早く仕事を辞めたかったガイは、スタックスを選挙で勝たせる為ハニガンと手を組んで、アニーに偽の両親と「感動の再開」を演出する計画を立てたのです。偽の両親とレストランで再開したアニーは大喜びでスタックスとグレースに別れを告げます。
アニーが偽の両親と立ち去った後、「しばらくしたらまた里子に出す」とガイから告げられたハニガン。スタックスから「アニーは君の歌が大好きだった」と聞いてハニガンは罪悪感で苦しみ、スタックスに全てを打ち明けました。一方、騙されたことを知ったアニーは、偽の母親から「スタックスはアニーを必要ないと言っている」と聞かされ深く傷つきました。
精力的にアニーを探し回るスタックスは、様々な場所でアニーの姿を目撃した人たちのネット情報を頼りに彼女を探し当てました。しかし、「自分は必要とされていない」と思い込むアニーはスタックスを避けるのでした。アニーを大切に思っていることを信じてもらう為、スタックスは駆けつけたマスコミに、「自分にはもっと大切なことがある」と市長選に出ないことを報じ、アニーに戻ってきて欲しいと伝える。それを聞いたアニーはスタックスの元に戻る決心をする。アニーはスタックスとグレースの仲を取持ち、スタックスは識字教育センターを解説しアニーと共に生活をはじめました。
ミュージカル「アニー」あらすじ
世界大恐慌時代の真冬のニューヨーク。10年前孤児院の前に捨てられていた11歳の少女アニーは「いつか両親が迎えに来る」という夢を常に持ち続けて、いつも明るく前向きに生きていました。
ある日、なかなか迎えに来ない両親を探しに行く決心をしたアニーは、院長のミス・ハニガンの目を盗んで孤児院を抜け出しました。野良犬のサンディーと一緒にニューヨーク中を探し歩きました。警察官に見つかり、ホームレスの人達が住む貧民街フーバービルに逃げ込みましたが捕まってしまい、孤児院に連れ戻されました。
クリスマス休暇を一緒に過ごす孤児を探しにきた大富豪ウォーバックスの秘書グレースは、アニーを連れて帰ることにしました。明るく純真なアニーに魅かれたウォーバックスは彼女を養女にしたいと告げる。しかしアニーは、自分の両親が迎えにくると信じているので一緒には暮らせないと断る。健気なアニーの希望を叶える為に、ウォーバックスは彼女が持っていた半分に割れたロケットを手がかりに、5万ドルの報奨金を出し両親の捜索を始める。「アニーの両親だ」とお金目当ての人々が殺到し、これに目を付けた孤児院の院長ハニガンとその弟ルースターはお金をだまし取る計画を練るのでした。
ルースターが、変装しアニーの両親だと現れた。しかし、アニーの両親は火事によって既に亡くなっていることが判明し、FBIによってハニガンらは逮捕される。
アニーとウォーバックスはホワイトハウスを訪れ、大統領達の前で、大切なのはどんな時にも夢や希望を失わないことと説いた。アニーの前向きな姿に感銘を受けたルーズベルト大統領は、世界恐慌を克服する為にニューディール政策を整えた。
そしてアニーはウォーバックスの養女となって幸せに暮らしました。
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